「短期間で痩せたい!」と人気の糖質制限ダイエット。しかし、正しいやり方を知らずに実践すると、体重は減っても体調を崩したりリバウンドしたりする危険があります。
本記事では、糖質制限ダイエットのメリット・デメリットをダイエット&ボディメイクの専門家目線で徹底解説します!
さらに、食べて良いもの・NGなもの・おすすめレシピ・市販で買える低糖質おやつまで網羅的に紹介します。正しい知識を身につけて、健康的に痩せる方法を学びましょう。
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糖質制限ダイエットとは?|基礎編
まずは「糖質制限ダイエット」の定義と進め方を正しく理解しましょう。ロカボ基準やPFCバランス、レベル別の設定、献立例まで、今日から実践できるように手順をわかりやすく解説します。
糖質制限ダイエットの基本ルール
糖質制限ダイエットの核は、「総カロリーよりも糖質量を管理する」ことです。主食(ごはん・パン・麺・いも類)や砂糖を多く含む食品を控え、1日の糖質量をおよそ70〜130gに収めるのがロカボの目安。糖質を減らす代わりに、たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)と良質な脂質(オリーブオイル、ナッツ、青魚など)をしっかり確保します。また、食物繊維(野菜・海藻・きのこ)を十分に摂ると、血糖値の上昇が緩やかになり満腹感も持続するのでおすすめです。ほかにも水分と電解質(塩・カリウム・マグネシウム)の補給も大切で、減量初期のだるさ軽減に役立ちます。
カロリー制限との違い
カロリー制限は摂取エネルギーを消費エネルギーよりも抑えるダイエット法ですが、糖質制限は、その名の通り糖質を制限します。
糖質を抑えることで血糖値の急上昇とインスリン分泌を抑え、体脂肪の蓄積をブロックしてくれるのが特徴です。さらに食後の眠気やだるさ、間食への欲求が緩和しやすく、仕事や勉強の集中力がアップする人も多いです。
糖質制限の種類(スーパー・スタンダード・ロカボ)
糖質制限には強度の違いがあり、生活や目標に合わせて無理なく継続できるものを選択しましょう!
スーパー糖質制限(ケトジェニック)
スーパー糖質制限(ケトジェニック)は1日の糖質摂取を20〜40g以下に制限する方法です。短期間で体脂肪減少の効果を得られますが、低血糖のリスクもあるため注意が必要です。
スタンダード糖質制限
スタンダード糖質制限は1日の糖質摂取を70〜100g以下に制限する方法です。
1日のうち2食をご飯などの主食を抜くことで制限ができます。
ストレスが少なく、現実的な制限方法です。
ロカボ
ロカボとは、1日の糖質摂取を70~130gを以下に制限する方法です。
一般社団法人 食・楽・健康協会がおいしく楽しく適正糖質を取ることを推奨している食事法で、個人的には一番おすすめな糖質制限方法です!
初心者の方でも無理なく継続できて、自然と日常生活に取り入れることができます。
糖質制限ダイエットとは?|実践編
1日のおすすめ献立(朝・昼・夜・間食)
朝
卵+納豆+低糖質な具がだくさん入った味噌汁+ヨーグルト
朝は、栄養が枯渇した状態なので栄養をしっかり摂りましょう!
昼
鶏むねグリル+サラダ+玄米
主食の玄米は小盛にすることで無理なく糖質制限。
夜
焼き魚や赤身肉+海藻・きのこが入った味噌汁+玄米
糖質は控えめにしつつたんぱく質と食物繊維をたくさん摂って満腹感を重視します。
間食
素焼きナッツ、サラダチキン、チーズ、プロテイン、無糖ヨーグルトなど
飲み物は無糖のお茶・水・炭酸水などのカロリーオフのものを選びましょう
低糖質メニュー:コンビニ編
忙しい日でもコンビニを味方にすれば、低糖質は十分に実現できます。
おすすめは「サラダチキン+カットサラダ+ゆで卵+無糖ヨーグルト」の4点セット。
たんぱく質・脂質・カルシウム・食物繊維がバランス良く揃います。
スープ系は糖質の少ない具だくさん味噌汁や豆腐スープを選び、ドレッシングはノンオイルよりもオリーブオイル系を少量使うと満足感が上がり間食を防げます。
どうしても甘いもが食べたくなったら高カカオチョコや低糖質スイーツを選びましょう。
低糖質メニュー:外食編
和食
刺身定食や焼き魚定食を選び、ごはんは半分にしましょう。また、玄米や五穀米などもおすすめ!
洋食
ステーキやハンバーグをメインにし、パンやパスタをサラダに置き換えるのがおすすめです!
麺類
麺の量を調整して野菜などのトッピングで満腹感を高めましょう。
牛丼チェーン店
丼ではなく、定食を選び、副菜を増やすと満腹感を高められます。

居酒屋
飲み会ではハイボールや焼酎お湯割りなど糖質の低い酒類を選び、締めの炭水化物はシェアして一口に留めると飲み会を楽しみながら糖質制限ができます

糖質制限ダイエットの注意点
摂取カロリーに注意
「糖質ゼロなら無限に食べてもOK」というわけではありません!
糖質を下げても摂取カロリーが消費カロリーをオーバーすれば、体脂肪は減るどころか増えてしまいます。
摂取カロリーは1日の基礎代謝+活動量から200〜400kcalマイナスした値に設定し、急激なカロリー制限は避けるのがおすすめです。
野菜や果物をしっかり摂る
野菜や果物を極端に避けてしまうと、食物繊維・ビタミン・ミネラル不足で便秘や肌荒れの原因とってしまいます。
健康的に痩せるためにも野菜や果物は積極的に摂りましょう!

PFCバランスにも気を付ける
糖質を減らす際は、同時にPFCバランスにも気を付けましょう。
目安は、たんぱく質は体重×1.6〜2g、脂質は総カロリーの40〜60%を目安に摂取することをおすすめします。たんぱく質を十分に摂ることで筋肉量と基礎代謝を守り、脂質はホルモンバランスや満腹感の維持にも役立ちます。
糖質制限ダイエットのメリット
空腹感が少ない
一般的なカロリー制限ダイエットでは、脂質の量を減らすため、空腹感を感じやすいです。
しかし糖質制限では、肉や魚、卵、チーズ、大豆製品など脂質をしっかり食べることができるため、満足感を得やすいのが特徴です。
脂質は消化・吸収に時間がかかり、胃にとどまる時間も長いため「腹持ちが良い」ことが科学的にも確認されています。そのため、少ない食事回数でも空腹を感じにくく、間食やドカ食いのリスクが減ります。
短期間で効果を実感しやすい
糖質制限を行うと、比較的短期間で体重の変化を実感できます。
これは糖質を控えることによって体内の「グリコーゲン」というものが減少します。
グリコーゲンは水分と結びつきやすい性質があり、糖質を減らすことでこの水分も排出され、開始直後から体重が落ちやすくなるのです。
ダイエットにおいて「すぐに結果を感じられること」は大きなモチベーションになります。短期間で効果を実感しやすい点は、糖質制限ダイエットの強みといえるでしょう。
血糖値や生活習慣病リスクの改善
糖質制限をすることで血糖値の安定や生活習慣病の改善に期待ができます。
糖質を多く摂る食生活を続けると、血糖値が急上昇し、それを下げるために大量のインスリンが分泌されます。これを繰り返すことでインスリン抵抗性が高まり、糖尿病のリスクを招くのです。糖質制限はこのサイクルを抑え、血糖コントロールを改善する効果があるとされています。
集中力への良い影響
糖質を多く摂取すると血糖値が乱高下し、それに伴って気分の浮き沈みや集中力の低下が起こりやすくなります。糖質制限によって血糖値が安定すると、イライラや倦怠感が減り、仕事や勉強への集中力も高まりやすいです。
仕事のランチタイムなどに糖質制限をすることで、眠くならずに、仕事に集中できるかも!
糖質制限ダイエットのデメリット
糖質制限ダイエットは短期間で効果が出やすい一方、長期的に続けることで体調不良や生活習慣への影響が出やすいという側面もあります。ここでは代表的なデメリットを整理して解説します。
栄養バランスが崩れやすい
糖質を大幅にカットすることで、エネルギーの主な供給源を失い、脂質やタンパク質に偏りがちになります。脂質やタンパク質は体を動かすための重要な栄養素ですが、糖質を制限しすぎると以下の問題が起こりやすくなります。
- ビタミンB群不足による疲労感の増加
- 食物繊維不足による便秘や腸内環境の悪
- 脂質過多による血中コレステロールの上昇
本来、糖質は脳や神経系にとって必要不可欠なエネルギー源です。極端に減らしてしまうと、集中力の低下や仕事・勉強のパフォーマンス低下につながることもあります。短期間なら大きな影響が出にくいものの、長期的な糖質制限は栄養バランスの崩れを招きやすいため注意が必要です。
リバウンドのリスクが高い
糖質制限で体重が落ちる最大の理由は「体内の水分とグリコーゲンが減る」ことです。
糖質を摂取すると体に水分を保持する作用があるため、制限すると数キロ単位で体重が減ります。しかしこれは「脂肪の減少」ではなく、一時的な体重減少にすぎません。
また、糖質を極端に制限していると体が「飢餓状態」に近いモードに入り、代謝を落としてエネルギーを節約しようとします。その状態で制限をやめて糖質を普通に摂るようになると、一気に脂肪として蓄えやすくなり、リバウンドが起こりやすくなります。
特に「短期的に痩せたいから」と急激に糖質を抜いた場合、制限を解除した瞬間に体重が戻りやすく、以前より太りやすい体質になるリスクもあります。リバウンドのリスクを避けるには、極端な糖質カットではなく、緩やかなコントロールが重要です。
筋肉量が減少する可能性
糖質制限中は、体が糖の代わりに脂肪や筋肉をエネルギー源として使うようになります。脂肪を燃焼すること自体はダイエットにとってプラスですが、同時に筋肉も分解されやすくなります。筋肉量が減少すると以下のような悪循環が起こります。
- 基礎代謝が下がり、太りやすく痩せにくい体になる
- 体重は減ってもたるみのある身体になりやすい
- 運動パフォーマンスが低下する
特に糖質は筋トレや有酸素運動のエネルギーとして不可欠な栄養素です。糖質が不足した状態でトレーニングを行うと、筋肉の分解が進みやすく、思ったようにボディメイクができないこともありますので注意が必要です。
精神的ストレスが増える
糖質は「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌に関わっています。
糖質を過度に制限すると気分が落ち込みやすく、イライラしたり集中力が切れたりすることもあります。
こうした精神的ストレスが積み重なると、反動で暴食してしまう危険性もあります。
健康的に痩せるためには「我慢しすぎないこと」が重要ですので、極端な糖質制限はおすすめしていません。
まとめ
糖質制限ダイエットは、短期間で体重を落としたい人や、血糖値コントロールを重視したい人にとっては非常に効果的な方法です。実際に、多くの人が「数週間で体重が減った」「食欲が落ち着いた」といった成果を実感しています。
しかし一方で、糖質は本来、私たちの体と脳を動かすために欠かせないエネルギー源です。極端に糖質をカットしすぎると、疲れや集中力低下、便秘、筋肉量の減少などのデメリットを招く可能性もあります。つまり、糖質制限は「誤ったやり方では逆効果」になる危険もあります。
糖質制限ダイエットを成功させるためのポイント
- 短期集中ではなく、中長期的に無理なく続けられる方法を選ぶ
- 糖質をゼロにするのではなく、必要な分はしっかり摂る
- 食物繊維やビタミン・ミネラルを同時に補う
- 運動や筋トレを組み合わせて代謝を維持する
糖質制限は、ただ「糖質を抜けば痩せる」という単純な話ではありません。あなたの生活リズムや体質、目標に合わせて調整していくことが何よりも大切です。
糖質制限を上手に取り入れ、自分に合ったバランスを見つけることが、健康的に痩せるための最短ルートだと言えるでしょう。